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野立て太陽光発電の2つのメリット

太陽光発電は屋根だけじゃない

多くの方は太陽光発電と言えば、住宅の屋根の上に設置されたソーラーパネルをイメージすることでしょう。太陽電池モジュールを屋根の上に置くのは、効率的に太陽の光をパネルに当てるためです。実際には日当たりの良い場所であれば、屋根でなくともベランダや駐車場など敷地内の多くの場所で太陽光発電を行うことが可能です。

事実、最近では所有している土地を丸ごと太陽光発電に用いる「野立て」が関心を集めています。

野立て形式の場合、整地を行って太陽電池パネル取り付け用の架台工事からはじめます。コンクリートの土台の上に単管パイプを組み、パネルを敷き詰めていきます。大がかりな工事になるため、一般的な屋根設置型の太陽光発電システムと比べると導入費が高く、数百万~数千万円もの初期費用を要することもめずらしくありません。

野立ての太陽光発電のメリット

その分、野立ての太陽光発電にはたくさんのメリットがあります。

1. 売電収入が高い

とりわけ、売電収入の高さは非常に魅力的です。発電容量が10kW未満(住宅用)の太陽光発電の場合、余剰電力の買取となるため、せいぜい光熱費の節約程度の売電収入しか見込めません。その点、野立ての場合は10kW以上の発電容量を容易に実現でき、電気も全量買取になります。産業用太陽光発電に分類されると、固定買取価格の期間は10年から20年に延長され、売電収入の計画を立てやすくなります。文字通り、一般の方でも太陽光発電を事業として営むことも夢ではありません。

2. グリーン投資減税

膨大な設備投資費を節税に活かせる「グリーン投資減税」というメリットもあります。太陽光発電の売電収入が20万円(個人事業主の場合は38万円)を超えたら雑所得として確定申告を行わなければなりませんが、取得価額を全額償却に回せるため、数百万円クラスの節税を容易に実現できます。青色申告者であれば、個人・法人を問いません。消費税を筆頭に各種税金の税率が年々アップしていく中、減税の特例措置を享受できるのはとても素晴らしいことです。


なお、野立ての太陽光発電を導入する場合、あらかじめ詳細なシミュレーションを行う必要があります。屋根設置型より遥かに導入費が高いため、万一日射量不足の土地に設備を立ててしまうと、初期費用の回収が難しくなり大損するリスクがあるからです。地震や津波などの自然災害で破損する可能性もあるため、損害保険への加入も必須です。最低でも元を取るまではメンテナンスに細心の注意を払いましょう。

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