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太陽光発電と屋根の関係|日本家屋に多い5種類の屋根
太陽光発電システムを導入する際には、自宅の屋根の形状に注意する必要があります。太陽光発電とは、文字通り太陽の光を電気のエネルギーに変換する発電方式です。多くの電気エネルギーを生み出すためには多くの太陽光をソーラーパネルに当てる必要があり、設置するソーラーパネルの「面積」、「方角」、「角度」の3要素が極めて重要になります。
日本家屋に多い5種類の屋根
日本家屋の屋根の形状として、主に以下の5種類が挙げられます。
切妻屋根
互いに反対方向を向いているふたつの面で構成されている屋根です。
角度があり、雨や雪が屋根の上に蓄積せずに済むメリットがあります。建築費も安いため、今やほとんどの住宅で採用されています。
ソーラーパネルを取り付ける屋根は30度前後の傾斜があると理想的だと言われており、その点では切妻屋根は非常に太陽光発電に向いています。特に、片側の斜面が南を向いていると、ソーラーパネルに太陽光を最大限に当てることができ、膨大な発電力を期待できます。
寄棟屋根
互いに四方を向いている四つの面で構成されている屋根です。非常に堅固な構造であり、台風が直撃しやすい九州・四国・関西地方などを中心に広く普及しています。
東西南北すべての方向を向いているため、非常にソーラーパネルを設置しやすい特徴があります。切妻屋根に比べると各面の面積が小さいという欠点もありますが、発電性能の高いソーラーパネルを活用すれば十分にカバーできます。
陸屋根
一切傾斜のないまっ平らな屋根です。木造住宅では見かけませんが、鉄筋コンクリートの建築住宅での採用率が高まりつつあります。
屋根が地面と水平なため、ソーラーパネルを設置する際には別途取り付け台を新設せねばならず、導入コストがかさみます。しかし裏を返せば、太陽光発電に最適な方角や角度を調節しながらソーラーパネルを設置できるという利点もあります。
片流れ屋根
傾いたひとつの面のみで構成されている屋根です。
一般の住宅ではあまり見かけませんが、先鋭的なデザインを好む建築家の作品にしばしは採用されています。
屋根の向いている方向が南であれば、広大な面積をすべて太陽光発電に活用できるため莫大な発電力を期待できます。しかし、北向きだった場合は、ソーラーパネルを設置すること自体が困難になります。
招き屋根
高低の異なる位置に複数の屋根を設置する建築方式です。
鋸屋根とも呼ばれるめずらしいタイプであり、壁面に取り付けた窓への日当たりを確保できるメリットがあります。
屋根が複数ある分、たくさんのソーラーパネルを設置することができます。屋根の向いている方角次第では、莫大な発電量を期待することもできます。
このように、一口に屋根と言ってもその形状はさまざまです。自宅の屋根が太陽光発電に向いているか、事前にしっかり調べておきましょう。




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