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太陽光発電はマンションやアパートにも設置できる?
最近よく見かけるようになった太陽光発電システムですが、戸建住宅向けのものばかりで、集合住宅向けの太陽光発電システムはあまり見かけないと思いませんか?
マンションやアパートなどの集合住宅のオーナーさんは、せっかく大きな屋根スペースを確保できているのに、なぜ活用しないのでしょうか?
それには大きな理由があるのです。
それは、太陽光発電システムを導入する際、送電系統によっては、発電事業とみなされてしまうからなのです。
つまり、マンションやアパートで発電した電力は、戸建住宅のように電力会社に売ることができないということです。
また、居住者全員の合意が必要だったり、コストの面で費用対効果が悪く、太陽光発電を設置するメリットがあまりないのじゃないか?というイメージが先行していることも理由のひとつです。
2012年7月から新しい制度がスタート
このような理由からなかなか普及しないマンションやアパート向けの太陽光発電だったのですが、2010年4月、ついに電気事業法が改正され、集合住宅でも戸建住宅と同じように自家発電した電力を電力会社に売却することが可能になりました。
そして2012年、さらに大きな変化を迎えることに…
それは、2012年7月にスタートした固定価格買取制度です。
固定価格買取制度とは、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーでつくられた電力を、電力会社などが一定期間、一定価格で買い取ることを国が約束する制度です。
これにより、集合住宅への太陽光発電システムの設置に大きなメリットが見込めるようになり、2012年7月以降、太陽光発電設置マンション「省エネマンション」が続々と登場しています。電気料金が値上がりするなか、太陽光発電システム設置マンションに大きな期待が寄せられています。
では、次にマンションやアパートなどの集合住宅に太陽光発電システムを導入するメリットについてご説明します。
集合住宅に太陽光発電システムを導入する4つのメリット
売電は、設置容量で大きく2つの制度にわかれます。
ひとつは、設置容量が10kW未満の太陽光発電システムが対象となる余剰電力買取制度。もうひとつが、10kW以上が対象となる全量買取制度です。
余剰電力買取制度とは、使わずに余った電気を電力会社に売ることです。全量買取制度では、発電した電気すべてを売電することができます。
マンションやアパートなどの集合住宅は、設置面積が広くとれることから、設置容量が10kW以上となるケースが多く、その場合、発電した電気すべてを売電することが可能になります。
電気は電力会社から買うよりも売ったほうが断然お得です。ですので、全量買取の場合、高い利益が望めるのです。
しかも、固定価格買取制度は、余剰買取の場合は10年間だけですが、全量買取の場合は、20年間、固定の価格24円(+税)/kWで電気を売ることができるのです。
マンションやアパートは、戸建住宅よりも高層で日射条件が良好となるケースが多く、より多くの電気を作ることができます。このため、パネルメーカーも集合住宅用太陽光発電に力を入れるようになってきました。
最近は、定期的に行うマンションやアパートの改修工事にあわせて、太陽光発電システムを導入するケースが多いようです。同時に工事を行うことで、足場の設置費用などの施工代金が削減でき、無駄な出費を抑えながら環境にやさしいエコマンションに変身させることができるのです。
今やエコブームは日本中に広がり、「エコだから」という理由で購入を考える消費者の数は増えてきています。太陽光発電のニーズが高まっているなか、エコな設備が導入されている物件の持つ付加価値が非常に大きくなっており、他物件との差別化につながります。
そして、売電金額も補助金にしても、今年度より良くなるということは考えにくいです。ということは……
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