スマートシティプロジェクトに取り組む日本

スマートシティとは?

スマートシティとは、最新技術を駆使しエネルギー効率を高め、省資源化を徹底し水・交通・廃棄物など、あらゆる産業が絡めて造る、世界最高水準の次世代環境都市のことです。

このプロジェクトは既に世界で一斉実証実験がはじまっており、アラブ首長国連邦の「マスダール・シティ」、オランダの「アムステルダム・スマートシティ」、中国の「天津エコシティ」などが有名です。

2種類のスマートシティ

スマートシティには、2種類あり「新都市型」と「再開発型」に分けられます。新都市型は、新興国に多くそれまで都市がなかった場所に最新鋭の都市を造るものですべての電力を太陽電池や風力発電などの再生可能エネルギーでまかない石油などは使いません。再開発型は、先進国に多く既にあるインフラを利用し、そこにセンサーや制御機器を追加してエネルギー効率を高めるので日本でも経済産業省が再開発型で次世代エネルギー・社会システム実証地域として横浜市、豊田市、京都府、北九州市を選定しました。

スマートシティのコンセプト

このプロジェクトのコンセプトは、再生可能エネルギーの導入と省エネルギー化の促進によるCO2排出量の削減、恵まれた環境で仕事や生活を楽しむ豊かな人生の向上、日本の環境産業及び雇用創出への貢献など、先進モデルを「社会システム」として、日本から世界に「ワンストップトータルソリューション」を活かし、普及させていくことです。

更に今後、いろいろな産業界に影響をしていきます。
IT業界は超高速通信ネットワークやクラウドコンピューティング、自動車業界は電気自動車や充電設備建築業界は省エネ照明・空調や新型断熱材、電機業界はスマートメーターとスマートグリッド家電など、可能性は無限です。


■参考資料
スマートシティプロジェクト
http://www.smartcity-planning.co.jp/
【日経新聞】スマートシティが「業界」の壁を崩す日
http://s.nikkei.com/ldqk95
【日経新聞】スマートシティの動き、日本でも本格化
http://s.nikkei.com/qECovI