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太陽光発電と屋根貸し|屋根貸しの4つのメリット

屋根貸しとは?

「屋根貸し」とは、自宅などの屋根を太陽光パネルの置き場所として貸し出すものです。屋根の持ち主は、太陽光発電を設置した企業から賃料をもらい、企業側は売電によって収益をあげるという仕組みです。

屋根を貸し出すメリット

屋根を貸し出す側のメリットとしては以下のようなものが挙げられます。
1. 初期投資がかからない
2. 毎月一定の収入が発生する
3. 契約内容によっては、一定期間終了後、太陽光パネルが自分の物になる
4. 屋根のオーナーはメンテンナンスや機器の故障に対応しなくて良い

自分で太陽光発電を導入して売電を行う場合よりも利益は減りますが、その分リスクを減らして気軽に太陽光発電を導入することができます。

ソフトバンクの孫正義社長も屋根貸し事業に参入

使われていない土地、遊休地に太陽光発電を導入する電田プロジェクトを発表したソフトバンクの孫正義社長も、2012年9月21日の自然エネルギー協議会で、屋根貸し事業に参入する意向を表明しました。そこで、孫社長は「各政令市は広大な土地がなく、その代わり使われていない屋根がたくさんある。個人が太陽光発電導入に動き出すのを待つだけでなく、企業からもアプローチしていく必要がある。」と述べました。

まずは、1000戸の屋根に太陽光パネルを設置するのが目標だそうです。

事業者と屋根をつなげるマッチングも盛況

県や市といった自治体も屋根貸しに積極的です。学校や庁舎の屋根を事業者に貸し出し、賃貸料を得るところが増えています。

工場や庁舎のような広い屋根を持つところでは、10kW以上の太陽光パネルが乗るため全量買取制度で20年間固定の売電ができます。つまり、より大きな収益が見込めるのです。

また、自治体は事業者と一般住宅の屋根をつなげるマッチングにも積極的です。東京都は、屋根貸しのマッチングを行うことを2012年の9月に発表しました。まずは、屋根貸しビジネスに参入する発電事業者を募集し、その後に貸し出しを希望する屋根のオーナーとのマッチングを行います。

東京都が募集する屋根の条件

東京都は募集する屋根の条件として、
1. 概ね20年間、屋根を貸し出すことができること
2. 太陽光発電設置が可能な屋根面積が150㎡以上であること(北面及び太陽光発電の設置ができない障害物がある部分を除く)
3. 日照条件が良いこと
を挙げています。

東京都の屋根貸し事業の場合、倉庫やビル、工場などの広い屋根を持つ建物を対象としています。しかし、150㎡未満でも、複数の屋根をまとめることで150㎡以上として申請することができます。これなら、個人の方が集まって屋根貸しを行うことも可能です。

少ないリスクで太陽光発電事業に参加できる「屋根貸し」。気軽に太陽光発電を導入してみたいという方は一度検討されてみてはいかかでしょうか。

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