太陽光発電の比較|太陽光発電のメーカー比較

自宅に太陽光発電システムを導入する際は、メーカー選びに注意しましょう。素人の目には一見どこの業者に施工を依頼しても同じように映りますが、実際には発電性能も導入コストもまるで異なります。自宅の形状と他人の住宅の形状は異なるため、自分の生活環境に最適なメーカーの太陽光発電設備を選択することが大切です。

日本国内外には何十社もの太陽光発電メーカーが存在しており、それぞれ以下のような分野を得意としています。

太陽光発電のメーカー比較

シャープ

日本を代表する大手家電メーカー。1950年代から太陽発電技術の開発に着手しており、長年の実績と高い信頼感があります。複雑な形状の屋根にも設置できる技術力も備えており、ソーラーパネルの生産量は業界トップクラス。導入コストも比較的安く、初心者にお勧めのメーカーです。

東芝

日立、三菱と並んで大手重電3社と呼ばれる巨大家電メーカー。太陽光発電業界に参入したのは2010年代に入ってからのことであり、比較的歴史は浅いものの、大規模な広告活動で業界トップクラスの売れ行きを記録しています。開発技術にも目を見張るものがあり、東芝製のソーラーパネルはサイズの小ささと高い発電量に定評があります。

パナソニック

日本最大の総合家電メーカー。「HIT太陽電池」という単結晶・アモルファスシリコンを融合させた独自のハイブリッド型パネルを生産しています。HITは通常の単結晶太陽電池パネルより気温や気候の変化に強く、1年を通じて安定した発電力を期待することができます。

京セラ

日本ではじめて住宅用太陽光発電システムの販売を開始したメーカー。全国に多数の販売店があり、業界トップクラスの導入量を誇っています。すっきりとしたデザインの商品が多く、狭い屋根にも設置できるほど薄くて軽いという魅力があります。

サンテック

中国に本社を構える太陽光発電メーカー。2010年にソーラーパネルの年間生産量世界一位に輝いた実績も持つ大手の会社です。すぐれた変換効率を持つ単結晶パネルを大量生産することで、他社には真似できないほど低価格の販売を可能としています。海外製ということに対して不安を抱く方も少なくありませんが、少しでも安く太陽光発電システムを導入したい方には最適なメーカーといえます。

ソーラーフロンティア

昭和シェル石油の子会社にして大手太陽光発電メーカー。過去にグッドデザイン賞を受賞した経歴があり、外観を重視した高品質なソーラーパネルを導入したい方におすすめのメーカーです。

各メーカーの保証比較

メーカー名 太陽電池パネル 周辺機器 発電モニター 出力保証 メーカー希望小売価格
シャープ
10年 10年 10年 10年 106,890円
京セラ
10年 10年 1年 10年 102,375円
三菱電機
10年 10年 1年 20年 149,940円
パナソニック
10年 10年 1年 10年 152,250円
東芝
10年 10年 1年 10年 176,400円
ソーラーフロンティア
20年 10年 2年 20年 91,350円
長州産業
10年 10年 2年 10年 139,335円
サンテックパワー
25年 10年 なし 25年 119,700円
カナディアン・ソーラー
25年 10年 なし 25年 130,200円

「太陽電池パネル」「周辺機器」「発電モニター」の保証とは、その期間内に故障した場合、無償でメーカーが修理、交換をしてくれるというものです。

「出力保証」というのは、各メーカーが出している出力値を下回った場合、その期間内であれば太陽光発電システムを交換してくれたり、お金で保証してくれるというものです。つまり、「想定以上に発電しなかった」という場合でも、足りなかった分をちゃんと保証してくれるのです。このような保証が充実していると、安心して太陽光発電を導入することができます。

この中では「サンテックパワー」と「カナディアン・ソーラー」以外はすべて国産のメーカーです。サンテックパワー」は中国、「カナディアン・ソーラー」はカナダのメーカーです。どちらも太陽電池パネルの保証期間が25年と、国内最大の長さです。

太陽光パネルは、設置する状況によってどこのメーカーのものがいいのか異なってきます。ですので、保証内容だけで設置するメーカーを決めることはできませんが、安心して太陽光発電を導入するためには十分な保証も必要です。まずは、見積もり等で自宅につけられるメーカーを調べて、候補の中から保証などを考えてメーカーを決めるのがおすすめです。