Googleの太陽光発電への取組み

Googleはさまざまな企業やプロジェクトに投資して、太陽光発電を推し進めています。

Googleは2011年4月7日に、ドイツのベルリン郊外の太陽光発電プラントへの投資をする計画を発表しました。投資額は約500万ドル、日本円にして約3億8000万円です。

投資対象の発電プラントは、面積47ヘクタール、発電能力は最大18.65MWに達するドイツで最大規模のものです。ここで作られた電力はブランデブルク地域5000世帯以上に供給される予定です。

そして11日には、アメリカの太陽熱発電プラントの建設プロジェクトに1億6800万ドルを出資すると発表しました。日本円にして約130億円。すごい額ですね。

「Ivanpah Solar Electric Generating System(ISEGS)」という名前のこの施設は、現在カリフォルニア州で建設中で、2013年に完成する予定です。ISEGSは約137メートルのタワーに34万6000万枚を使って太陽熱を集め、392MWの発電能力になる予定です。これは世界最大規模になります。

そして6月にGoogleはアメリカで家庭での太陽光発電の普及を目的として基金を設立し、2億8000万ドル、日本円にして約225億円を投資すると発表しました。

この基金によって、太陽光発電システムを販売するSolarCityは太陽光パネルの設置及びメンテナンスを無料で提供します。顧客は月額の料金を支払うことで太陽光システムを利用することができます。

GoogleはGoogle.orgという、慈善活動部門をつくり、世界規模の環境問題や、エネルギー問題についての貢献を果たしています。上に挙げた太陽光発電の普及促進も、Googleのエネルギー問題解決に向けた活動のひとつです。

Googleはサンフランシスコにある本社にも太陽光パネルを設置し、建物が必要な最大量の電力の約30%をまかなうことができます。

さすがGoogle、といった規模での取組みですね。このように大手企業であるGoogleが太陽光発電に積極的に取り組んでいけば、それ以外の企業も感化されていくと思われます。今後も太陽光発電に限らず、再生可能エネルギー分野で世界を牽引していってもらいたいですね。