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富士電機の太陽光発電

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富士電機はアモルファスシリコン型の太陽電池の開発に精力的に取り組んでいるユニークな電機メーカーです。アモルファスシリコンはこちらで説明しているように、シリコンを薄い膜状にすることでコストを抑える製造法です。

富士電機は、太陽電池の基盤にプラスチックフィルムを用いることによって、従来のガラスを基盤とした太陽電池に比べて重量を約1/10まで減らし、厚さはわずか1mmまで薄くすることに成功しました。

プラスチックフィルムでできているため、薄くて、軽くて、丸めて持ち運ぶことも容易です。従来と異なり設置に複雑な施工も必要ありません。このプラスチックフィルム製太陽電池は応用の幅が広く、ビニールハウスのような施設自体の耐久性に問題のある場所でも設置することができます。

また、アモルファスシリコンの特徴として、温度による発電効率の低下が少ないという特徴があります。よく使用されている結晶系のパネルの場合、パネルの温度が上昇すると発電効率が若干低下してしまうというデメリットがあるのですが、アモルファスシリコンの場合、発電効率はあまり変化しません。

公称最大出力が同一である場合、結晶系に比べて年間の総発電量が約10%ほど増加するというデータも出ています。

しかし、結晶系に比べて最大出力が劣ってしまうという大きな課題もあります。最大出力が劣っているということは、それだけ設置する面積も多く必要になります。

富士電機はフィルムの内部に光の吸収特性の異なる2層のセルを組み込み、幅広い波長の光を吸収することで発電効率を高めてはいるものの、数値は最大で92Wと結晶系に差をつけられてしまっています。

出力面で大きな課題を抱えているものの、富士電機のアモルファスシリコン型太陽電池は、次世代の太陽電池として大きく注目を浴びています。富士電機の今後の展開から目が離せませんね。


■参考資料
富士電機公式HP
http://www.fujielectric.co.jp/products/fwave/

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