カナディアン・ソーラーの太陽光発電

カナディアン・ソーラーは名前の通り2001年にカナダで設立された、太陽電池の製造から販売までを行う総合メーカーです。

カナディアン・ソーラーは、システムは10年・太陽光パネルは25年と日本のメーカより遥かに長い保証期間が特徴です。10年目までは公称最大出力の90%、11年目~25年目までは80%という基準になっています。

材料であるシリコンインゴットを自社生産し、太陽電池を製造しているため、他社に比べてコストを安く抑えることができる点も魅力的です。

他社は資材メーカーなどから材料を輸入しているので、どうしても中間手数料分、コストが多くかかってしまいます。製造から販売までを一貫して行うカナディアン・ソーラーの、総合メーカーならではの利点です。

また、カナダの厳しい積雪に耐えるように設計され、十分なテストを受けているので、モジュールの耐久性にもすぐれています。

その数値は5400Pa。JIS(日本工業規格)に定められた規格は2400Paですので、規格の2倍以上の耐久性を持つカナディアン・ソーラーのモジュールは豪雪地の多い日本に適しています。

カナディアン・ソーラーは外国のメーカーですが、システム部分となるパワーコンディショナーには日本の三菱製のものを使用しています。住宅環境は国により異なるため、その国の住宅環境に合った国内産のパワーコンディショナーを使用したほうが信頼性が高くなる、というカナディアン・ソーラーの戦略です。

耐久性・性能にすぐれ、保証期間の長いカナディアン・ソーラーの太陽光発電システムは、日本の環境だけでなく、日本人の気質に適したものかもしれませんね。


■参考資料
カナディアン・ソーラー公式HP(http://canadiansolar.co.jp/