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災害時の水事情に関する記事一覧

災害対策に欠かせない非常用水確保

私たちが快適で平穏な生活を営むためには、一人当たり一日に50リットルの水が必要だと言われています。従って、ひとたび水の供給が止まれば、私たちの生活水準は著しく低下してしまいます。

断水状態が続く災害時ほど水の大切さを痛感するときはありません。実際に大地震を経験した方の大半が、被災時に一番困ったことは安全な生活用水の確保だったと答えています。

飲み水の不足もさることながら、風呂や水洗トイレがまったく使えなくなるため、不衛生な環境での生活を余儀なくされる問題があります。蓄積する肉体的・精神的ストレスは尋常ではなく、体調を崩す方も少なくありません。

ここ数年、北海道から九州まで全国各地で地震が頻発しています。いつ自分の住んでいる地域で東日本大震災レベルの大地震が起きても不思議ではないのが実情です。災害発生から救援物資の到着まで3日はかかるため、それまでしのげるだけの分量の非常用水を準備しておくことが望まれます。

浴槽や空のペットボトルに水を汲み置きしておくだけでも、いざというときに生活用水として使用できて重宝します。家屋が倒壊してしまった場合に備えて、雨水を濾過できる携帯用の浄水器を準備しておくのも効果的です。