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放射能で汚染された水

放射能で汚染された水を飲むと、どうなるか知っていますか?体には悪いだろうと思っても、はっきりこうなる、と答えられる人は少ないのではないでしょうか。

それを説明するために、少しだけ遠回りさせてください。放射能で人間が受ける影響には大きく分けて2つあります。外部被爆と内部被爆です。

外部被爆とは、広島や長崎に原子爆弾が落とされた時に多くの人が被害を受けたように、体の外側から放射能を受けて体の機能が破壊されることです。対して内部被爆とは、放射能に汚染された空気や食べ物、そして水などが体内に取り込まれて、汚染物質が内側から体に影響を与えることです。

放射能に汚染された水を飲むと、内部被爆を起こしてしまうのです。

では、その内部被爆の被害について見ていきましょう。内部被爆の最も恐ろしいことは、例え少ない量であっても放射性物質が体内に残り、体に対して長い間悪影響を与え続けることです。

外部被爆なら問題ない被爆量であっても、内部被爆となるとそうはいかず、非常に危険な状態になる場合があります。

その最もわかりやすい例が甲状腺癌です。放射性物質が体の同じ場所にとどまり続け、その場所が繰り返し被爆することによってDNAが破壊され、やがて癌につながるのです。

特に恐ろしいのが、子供や乳幼児への被爆です。幼い子供や乳幼児は成長のペースが速く、栄養を取り込むのが活発なため、内部被爆による影響をとても受けやすいのです。だから、子供たちへの被爆には特に気を遣わなければいけません。

これは、汚染された水が流された海にも同じことが言えます。放射能は海の生き物たちにも内部被爆をもたらし、その生存率にも大きな影響を与えているのです。

空気はどうすることもできませんが、食べ物や水に関しては、放射能に汚染されたものを避けることができます。こうしたことはなかなか報道されませんが、自分たちや未来の子供たちのために、自発的に危険を避けていくことも必要ですよね。