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水の買い占めによる問題

東日本大震災という予期しない惨事によって多くの人はパニックに陥り、私たち自身予期していないような行動をとることになりました。そのひとつが買い占めです。最も大きな地震が日本を襲った後、東北のみならず、都心でもスーパーやコンビニで食糧の買い占めが起こりました。

また、水道水に放射性物質が含まれており、乳幼児が飲むには安全基準を超える量の放射性物質が含まれているという報道がされると、今度は一気に水の買い占めが起こりました。

これらの買い占めが起こる原因は、人々の不安です。マグニチュード9という直下型大地震、原子力発電所の事故といった、今までに出会ったことのない困難に直面した私たちは、物資がなくなってしまうかもしれないという不安から、買い占めを行おうとするのです。

水の買い占めが起こると、いったいどのようなことになるのでしょうか?まず、必要な人に水が行きわたりにくくなるという大きな問題が現れます。この場合は、先に言ったように乳幼児に汚染されていない水を行き渡らせなくてはいけない状況でありますが、その肝心の乳幼児を持つ家庭で水を買えなくなる可能性が出てくるのです。

大人でも、放射性物質が含まれている水道水を飲むことに抵抗があるのはわかりますが、幼児の場合はより直接的な被害があるため、最も優先して届けなければならないはずです。

そして、店頭から水が一気になくなることで、水の高騰が起こります。の水のインフレが起こることで、必要な人にさらに水が行きわたりにくくなるという悪循環が生まれます。普通に買おうと思っている人にも行き渡りにくくなりますね。

もちろん、経験したことのないような大災害を前にして不安になるのは、誰しも当たり前です。しかし、一歩間違えれば危険を犯してしまうような状況だからこそ、しっかり冷静に情報を集め、らず行動していくという心がけが大事なのではないでしょうか。