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スマートハウスとは?ITでエネルギー消費を最適に制御した住宅

オール電化?エコ住宅?スマートハウス??

オール電化住宅に代表されるように、住居の利便性は年々進化し続けています。ここ最近では、エコ住宅と並んでスマートハウスという言葉をよく耳にします。

スマートには、「活発な」「機敏で」などさまざまな意味がありますが、ここでは「賢い」という意味で使われています。では、賢い住宅とは、どういった住宅なのでしょうか。

それは、IT技術を駆使して、家庭内の電力消費を効率的にする住宅のことです。(スマートハウスは、CO2の削減にもつながります。)

スマートハウスでできること

スマートハウスでは、仕事を終えて帰宅した住人がドアを開けた途端、室内の電灯が点いてパッと明るくなり、同時にエアコンが作動して快適にくつろげる… といったSF的なシーンも実現することが可能です。屋外にいるときにスマートフォンから給湯器を作動させてお風呂を沸かしておくこともできるため、生活の質は格段に向上します。

自宅に居ながら医師の診察を受けられる遠隔診断システムはその最たる例。通院が容易ではない高齢者のいる家庭にとって非常に重宝します。

また、冷蔵庫とインターネットを接続することで、食材が不足したときにすぐに欲しいものをオーダーできるユニークな通販システムの開発も進められています。GoogleやAppleなど大手のIT企業もスマートハウス事業に参入しており、今後の発展に期待が集まっています。

HEMS(ヘムス)??

また、スマートハウスは、太陽光発電蓄電池などのエネルギー関連の機器、家電、住宅機器などをコントロールし、エネルギーの管理を行うことによって、エネルギー消費の最適に制御します。こういったエネルギー管理のことを「home energy management system」の頭文字をとって、HEMS(ヘムス)と呼びます。

HEMSの強みは、主に表示と制御。テレビで現在の電力の使用状況や太陽光パネルの発電状況を確認することができます。

また、リモコンやスマートフォンを使って部屋の照明を消したり、エアコンを自動制御したり、優先度の低い家電の電源を切ったりする… といったことも可能になります。消し忘れたエアコンを外出先からスマホで消せるので、もう家を出た後にエアコンのON/OFF状況で悩むことがなくなります。

エコ住宅とスマートハウスの違い

エコ住宅とスマートハウス、この2つに明確な違いがあるわけではありませんが、あえて境界線を引くのなら、エコ住宅は、太陽光発電や蓄電池などの家庭の消費電力を抑えるシステムを導入した住宅、スマートハウスは、エコシステムをまとめて、効率的に運用する住宅といえます。いくら太陽光発電を導入していても、無駄な照明や電力を使っていたらエコではありません。

まとめ

2016年以降、遂に電力の自由化ガスの自由化がはじまります。これからの時代、利用者はエネルギーを自分で管理するスキルを問われるようになることは確実です。賢い消費者を目指す上で、スマートハウスの管理システムは非常に重宝することでしょう。