エコキュートの寿命|エコキュートの耐用年数は何年?

エコキュートは、光熱費削減に最適な給湯器です。従来の電気温水器よりも消費電力を3割近く削減することができるため、毎月の電気代を簡単に数千円レベルで節約できます。割高なガス代も電気代としてひとまとめにすることができ、とても重宝します。

しかし、実際に家庭に導入する際には、商品選びに十分に注意する必要があります。どんな機器にも必ず「耐用年数」があるからです。無限に使える商品などこの世に存在しません。たとえ毎月の電気代を安くすることができても、購入後すぐに壊れてしまっては意味がありません。

エコキュートの部品は、メインとなるヒートポンプユニットと、貯湯タンク、熱交換器、ファン・コンプレッサーなどのパーツに大別できます。ヒートポンプユニットはおよそ10年、その他の部位はおよそ15年は正常に稼働すると言われています。なお、これはあくまでメーカーの主張する耐用年数です。エコキュートの発売が開始されたのは2001年頃なので、実際のところ、正確な耐用年数は誰にもわかりません。適切な使い方を心がければ、もっと長く使用できる可能性もあります。

実際、導入してから数年ともたずにエコキュートが壊れてしまったというケースはほとんど見受けられません。というのも、多くの販売店では、取り付け後に定期的にメンテナンスを行ってくれるからです。万が一不具合が見つかっても一部の部品を取り替えるだけであり、商品を丸ごと買い換える必要はありません。使用者に過失がなければ、もちろん修理費は無料です。大型商品にありがちな初期不良も迅速に発見することができてとても安心です。まず10年は使えると考えてよいでしょう。

ただし、メーカーの保証期間が過ぎてから故障が発見された場合、修理代が甚大になる可能性があります。ヒートポンプを丸ごと交換するとなると、10万円近くかかることもあります。修理を何度も繰り返すと、せっかく電気代を節約した意味がなくなってしまうかもしれません。

家計の支出を減らすためにエコキュートを購入するのであれば、常に機器の耐久性を計算に入れて商品を選ぶことが大切です。給湯器の価格や設置費用などの初期コストばかりを気にして安物を選んでしまうと、かえって損です。エコキュートは決して安い買い物ではないので、賢い消費者として慎重に行動するようにしましょう。

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