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蓄電池の価格相場|リチウムイオン蓄電池の価格

蓄電池は太陽光発電のオプションとして非常に重宝するアイテムです。本来発電したエネルギーを貯めることのできない太陽光発電の欠点をカバーすることで、発電効率の安定性、停電時の電気エネルギー確保といったメリットを存分に享受することができます。また、家庭用100V電源から充電することもできるので、太陽光発電システムを導入していない家庭でも深夜電力活用による光熱費節約を実現することができます。

現在市場に流通している蓄電池は、2~5kWhタイプのものが主流となっています。フル充電すれば、テレビ・パソコン・冷蔵庫などの家電を10時間以上連続使用できるため、緊急時の電源としても十分に利用可能です。

リチウムイオン蓄電池

蓄電池には鉛蓄電池やニッケル・水素蓄電池などさまざまな種類がありますが、最も注目されているのは、「リチウムイオン蓄電池」です。他の素材に比べて小型で高い蓄電力を持つため、大変実用性に長けています。蓄電池は充放電を繰り返すたびに性能を低下させていきますが、リチウムイオン蓄電池は比較的耐久性も高く、5年程度なら安定して使用し続けることが可能です。

リチウムイオン蓄電池の価格

しかし、大量生産できない分、価格が割高になってしまうのが最大の難点です。リチウムイオン蓄電池はメーカーの公式サイトや楽天市場などのネット通販で注文することが可能ですが、本格的な機種になると、価格の相場は150~200万円前後にも達します。およそ太陽光発電システム一台分の導入費であり、とても気分転換のショッピングに購入できる代物ではありません。

そのため、最近では多くの企業が蓄電池の小型化・低価格化を進めており、2013年には大手家電メーカーのパナソニックが相場の半額以下の70~90万円で購入できる5kWhリチウムイオン蓄電池を発表しました。除湿機並のサイズなので室内に設置しても邪魔になりませんし、複数の家電を同時に使用できる魅力もあります。家電メーカーの競合により、今後さらに蓄電池の高性能・低価格化が進むのは間違いないでしょう。

現時点でリチウムイオン蓄電池の購入を検討している方は、ぜひ補助金を有効活用しましょう。蓄電池は補助金支給の対象商品であり、申請すれば国や地方自治体から数万~数十万円もの補助金を貰うことができます。それでも購入予算に余裕がない場合は、若干蓄電性能は落ちますが鉛蓄電池を活用する、あるいはもう少し値下がりするまで待つ、という手があります。