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オール電化導入による電磁波の影響は?|IHクッキングヒーターの電磁波は危険?

オール電化家電のひとつ・IHクッキングヒーターは、プレートの下のコイルに電流を流してジュール熱を発生させて食材を加熱する調理器具です。ガスコンロに比べると火力は劣りますが、ガス漏れの心配がなく、初心者でも安心して料理を楽しめるメリットがあります。

しかし、近年では、そんなIHクッキングヒーターを家庭に導入することに対して警鐘を鳴らす専門家が増えています。その理由は、IHクッキングヒーターの発する「電磁波」にあります。

電磁波とは…

電磁波とは、電界と磁界が干渉し合う空間の中を波を描いて進む電流のことです。テレビや携帯電話、パソコンなどの身近な電化製品からだけでなく、街中の高圧電線や病院のレントゲン写真撮影装置などからも放出されています。太陽から放射される紫外線も電磁波の一種であり、世の中の至るところに溢れかえっている存在と言っても過言ではありません。

電磁波による影響

少量なら問題ありませんが、たくさんの電磁波を長期間浴び続けると、頭痛や不快感、がん、白血病、免疫力の低下、胎児の先天性異常など、さまざまな健康被害が発生する恐れがあります。

そして、IHクッキングヒーターからは加熱中に200ミリガウスもの電磁波が放射されるため、人体への危険性が指摘されているのです。

ちなみに、IHクッキングヒーターの電磁波量は電子レンジにも匹敵するほどの高レベルです。しかも、電子レンジの場合は使用中に距離をとることができますが、IHクッキングヒーターの場合は料理中に調理器具から離れるわけにはいかないので、料理人がまともに電磁波を浴びてしまうという問題があります。

しかし、ICNIRP(国際非電離放射線防護委員会)のガイドラインによれば、IHクッキングヒーターの電磁波量は安全基準を満たしているそうです。公的機関による保証があるので、必要以上に恐れることはないと言えるでしょう。

だからといって100%安心して良いということにはなりません。雑菌やウイルスの感染とは違い、電磁波による肉体への影響はすぐには現れません。何年か経過して忘れた頃に突然深刻な病気が発症する可能性もあります。特に妊娠中の女性や心臓にペースメーカーを埋め込んでいる方などは、念のため警戒した方が良いでしょう。